후리가나로 읽는 일본 고전
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はせくらじけん
支倉事件
甲賀 三郎
甲賀 三郎의 支倉事件(はせくらじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 204,697자 · 406화면
彼女は未だうら若い身を親の極めた夫に嫁して、夫が悪人と云う事は少しも知らずに貞節を尽していたのだった。彼女が神楽坂署で訊問を受けてから、夫の自白に立会うまでの振舞いは、真に夫を思い子を思うの情切で、鬼を欺く係官さえ涙ぐましたと云う。
問 現住所の古家に住み込み喜平は建増したか。
答 そうです。買った古家の造作を取換え且つ北側に只今も残っている貸家を建てました。千円許り要ったそうで、古家に続けて一棟も建増したのです。
問 其建築の費用をどこから出したか。
答 聖書を売って儲けた金と、高輪で焼けて、保険会社より受取った金で建てたと思います。
古我判事は進んで前後三回罹災した火事の事情を詳細に訊問して一転して女中貞の事に這入り、徐に質問を進めて行った。
訊問は貞が行方不明になった事に及び、当日叔父の定次郎が支倉方に、貞の行方を尋ねに来た事に及んだ。
問 定次郎の来た月日時間は如何か。
答 月日を覚えません。夕方でした。其時の話に今日病院へ行くとて貞子が出て帰らぬとの事でした。私は何時退院してどこに居たか知りませんでした。
問 其時喜平は在宅したか。
答 其時は居りませんでした。