후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
はせくらじけん
支倉事件
甲賀 三郎
甲賀 三郎의 支倉事件(はせくらじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 204,697자 · 406화면
彼等の云う所によると、殆ど日曜毎に宣教師風の男が駅の車で会社に乗りつけて、締っている口を開けて這入り、沢山の書物を積んで帰ると云う事である。容貌を聞くと全く神田の書店で聞いた支倉の容貌に一致するのだった。輓子達が進んで話したのは支倉がいつも駅の車を利用して、自分達の車に乗らない為の不平が手伝っているのだった。
石子はその足で聖書会社を訪ねた。会社の書記は勉めて問題に触れたくないようだったが、書籍の盗難については渋々肯定したのだった。
白昼堂々と車を駆って盗みに這入る彼の大胆さを思って、石子刑事は支倉その人を見るように門札をうんと睨んだ。
支倉喜平の門標をうんと睨みつけた石子刑事は、つか/\と門内に這入った。
取次に出た女中に彼は慇懃に云った。
「先生は御在宅でございましょうか」
「はい」
女中は眩しそうな顔をして彼の顔を見上げた。
しめたと思った彼は、その嬉しさを少しも顔に現わさないで、肩書のない石子友吉と云う名刺を差出しながら、
「こういう者でございますが、是非先生にお目にかゝって、お教えを受けたいと存じますが、御都合いかゞでございましょうか」
一礼をして引下った女中はやがて首尾いかにと片唾を呑んでいる石子の前に現われた。