후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しなまいのふくろ
支那米の袋
夢野 久作
夢野 久作의 支那米の袋(しなまいのふくろ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,357자 · 50화면
「サア……天国へ来た……」
「ウフフフフ。ワーニャさんハイチャイだ。ちっとハア寒かんべえけれど」
「ソレ。ワン……ツー……スリイッ……」
と云ううちに、妾をゆすぶっていた六ツの手が一時に離れると、妾はフワリと宙に浮いたようになったの。
その時に妾は何かしら大きな声を出したようよ。……やっと夢から醒めたようにドキンとしてね……だけど、そう思う間もなく、妾の頭が、船の外側のどこかへ打つかると一処にガーンとなってしまって、いつ海の中へ落ち込んだかわからなかったの……。
それから又、妾が気が付いて眼を開いたのは、一分か二分ぐらい後のようにしか思えないのよ……何だか知らないけれど身体中に痺れが切れて、腰から下が痒くて痒くてしようがないように思っているうちに、フイッと眼を開いてみたら、そこは忘れもしないこのレストランの地下室でね。いつぞや肺病で死んだニーナさんが寝かされていたその寝台の上に、湯タンポと襤褸っ布片で包まれながら、素っ裸体で放り出されているじゃないの。おまけに寝台の横でトロトロ燃えているペーチカの明りでよく見ると、妾の手や足は凍傷で赤ぶくれになっていて、針金の痕が蛇みたいにビクビクと這いまわっている上から、黒茶色の油膏薬がベトベトダラダラ塗りまわしてあるじゃないの。