후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうろう
放浪
織田 作之助
織田 作之助의 放浪(ほうろう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,614자 · 47화면
しかし、鰻を焼く匂いにはげしく誘われて、まゝよとはいり、餓鬼のように食べた勘定を払って出ると、未だ二十七円と少しあった。中座の隣に蓄音機屋があった。蓄音機屋の隣に食物屋があった。蓄音機屋と食物屋の間に、狭くるしい路地があった。そこを抜けるとお寺の境内のようであった。左へ出ると、楽天地が見えた。あそこが千日前だと分った嬉しさで早足に歩いた。楽天地の向いの活動小屋で喧しくベルが鳴っていたので、何か周章てゝ切符を買った。未だ出し物が始まっていなかったから、拍子抜けがし、緞帳を穴の明くほど見つめていた。客の数も増え、いよ/\始まった。ラムネをのみ、フライビンズをかじり、写真が佳境にはいって来ると、よう! よう! えゝぞとわめいて四辺の人に叱られた。美しい女が猿ぐつわをはめられる場面が出ると、だしぬけに、女への慾望が起った。小屋を出しなに勘定してみたら、まだ二十六円八十銭あった。大阪には遊廓があるといつか聴いたことを想出した。そこでは女が親切にしてくれるということだ。えへら/\笑いながら、姫買いをする所はどこかと道通る人に訊ねると、早熟た小せがれやナ、年なんぼやねンと相手にされなかった。