후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうろう
放浪
織田 作之助
織田 作之助의 放浪(ほうろう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,614자 · 47화면
夜は宿の近くの喫茶バー「リヽアン」で遊んだ。リヽアンで五円、十円と見る/\金の消えて行くことに身を切られるような想いをしながら、それでも、高峰さん/\と姓をよばれるのが嬉しくて、女給たちのたかるまゝになっていた。
ある夜、わざと澄まし雑煮を註文し、一口のんでみて、こんな下手な味つけで食えるかいや、吸物というもんはナ、出しこぶの揚げ加減で味いうもんが決まるんやぜと浅はかな知慧を振りまいていると、髪の毛の長い男がいきなり傍へ寄って来て、あんさんとは今日こんお初にござんす、野郎若輩ながら軒下三寸を借り受けましての仁義失礼さんにござんすと場違いの仁義でわざとらしいはったりを掛けて来た。順平が真蒼になってふるえていると女給が、いきなり、高峰さん煙草買いましょう、そう言って順平の雑魚場行きのでかい財布をとり出して、あけた。男は覗いてみて、にわかに打って変ってえらい大きな財布でんナと顔中皺だらけに笑い出し、まるで酔っぱらったようにぐにゃ/\した。男はオイチョカブの北田といい、千日前界隈で顔の売れたでん公であった。
オイチョカブの北田にそゝのかされて、その夜新世界のある家で四五人のでん公と博打をした。