일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶんかさい

文化祭

坂口 安吾

坂口 安吾의 文化祭(ぶんかさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,978자 · 28화면

아오조라 문고

ヤツ子はひどく虚無的だった。キャバレーでどこかの社長とのんで、どこかへ連れこまれたりした時なぞ虚無的だったが、そのニヒルにも人間の何かがあった。今日のニヒルには人間がない。バカバカしいのだ。芋のニヒルだ。全然カラッポである。

「ボクの母が一しょに食事したいそうですが」

「イヤよ。私ね。今夜はとてもお酒のみたいのよ。酔いたいわ。お母さんにナイショでね」

「それは分ってくれますよ。じゃア今夜は乾杯しましょう。うれしいですね」

そして二人は飲んだのである。

「小森ヤツ子サン!」

信二がまた妖しい呼びかけを発したときに、ヤツ子の応答は一変していた。

「エエ」

とてもやさしい返事をして、色気が全身をくねらせたのである。

★

翌朝、信二の家に青年団の幹部男女三十名が集って、文化祭決算が行われたのでヤツ子はつくづく呆れてしまった。

各人分担の入場券五千枚のうち売れ残りが三千六百余枚。つまり千四百枚も売れているのである。幹部連、そのうち六割は自分のモウケにして四割提出と密約を結んできたフシがあった。ところが四割だした者は何人もいない。

「実にハヤ、料金の回収不良でして、今までに手もとに集ったのが、わずかに八枚ぶん。