후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ぶんがくのどんてん
文学の曇天
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 文学の曇天(ぶんがくのどんてん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,837자 · 10화면
そうしてはじめて、文学にも溌剌とした息吹きがこもってくるであろう。
そして文学に於いて問題となるのは、この意欲の表現の仕方だけである。このことについて、蛇足ながら――というのは、文学を文学たらしむるために――一言つけ加える必要がある。
*
文芸のために生涯を捧げて黙々と歩み続ける人々の努力には、真に涙ぐましいものがある。そして、よい作品を書くということだけが、彼等の目的の凡てであって、他事は敢て問わないようにも見えるばかりでなく、例えばバルザックやドストエフスキーのような作家にあっては、時として馬車馬のように駆り立てられ、ただ書かんがために筆を走らせたような点さえ見受けられる。
然しながら、そういう場合に於いても、彼等の精神の集中力は、作品の中にじかに彼等の魂を乗り移らして、内心の翹望や憤激や情熱をにじみ出させる。前例を追って云えば、世態風俗の撮影のための描写とも見えるバルザックの或る種の作品や、心理の解剖説明のための叙述とも見えるドストエフスキーの或る種の作品にも、なお、作者の生活意欲を離れては説明出来ないような、特殊な進展力を人に伝える熱量を含んでることがある。