일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶんがくいぜん

文学以前

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 文学以前(ぶんがくいぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,171자 · 38화면

아오조라 문고

そうした賞讃の念は信頼の念となり、この驚嘆すべき男、吾等の指揮者のためには、命を捨てても惜しくなく、砂漠の果までも従って行き、如何なる敵とも戦おうと、全軍は勇み立った。

斯くて、イブン・サウドの素晴しい芝居はみごとに効を奏したのだった。――(以上、アアムストロング著、古沢安次郎訳、「イブン・サウド」に拠る。)

この素晴しい芝居の時、イブン・サウドは固より独身ではなかった。遠い居城には愛妻ジオハラがいた。彼が真に愛した女はジオハラ一人だろうと云われている。然し彼はその生涯中、多くの女と結婚した。但し同時に四人以上の妻を持ったことはなかった。彼は敬虔な回教信者で、予言者の定めた戒律を厳重に守ったのである。モハメッドは次のように規定している。

「汝は二人、三人、或いは四人の妻を娶るも差支なし。されどそれより多くは娶るべからず。」

イブン・サウドは大抵三人の妻を養い、四人目は空席にしておくことが多かった。このことだけでも、アラビアの王室に於ては道徳的と云われるだろう。そしてこのために、イブン・サウドは何等戒律にそむくことなしに素晴しい芝居が打てたのである。