후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶんしょう
文章
芥川 竜之介의 文章(ぶんしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,765자 · 14화면
彼は大いに恐縮したから、直後ろにいた藤田大佐へ「どうかお先へ」と会釈をした。が、大佐は「いや」と云ったぎり、妙ににやにや笑っている。すると校長と話していた、口髭の短い粟野教官はやはり微笑を浮かべながら、常談とも真面目ともつかないようにこう保吉へ注意をした。
「堀川君。海軍の礼式じゃね、高位高官のものほどあとに下るんだから、君はとうてい藤田さんの後塵などは拝せないですよ。」
保吉はもう一度恐縮した。なるほどそう云われて見れば、あの愛敬のある田中中尉などはずっと前の列に加わっている。保吉は々大股に中尉の側へ歩み寄った。中尉はきょうも葬式よりは婚礼の供にでも立ったように欣々と保吉へ話しかけた。
「好い天気ですなあ。……あなたは今葬列に加わられたんですか?」
「いや、ずっと後ろにいたんです。」
保吉はさっきの顛末を話した。中尉は勿論葬式の威厳を傷けるかと思うほど笑い出した。
「始めてですか、葬式に来られたのは?」
「いや、重野少尉の時にも、木村大尉の時にも出て来たはずです。」
「そう云う時にはどうされたですか?」
「勿論校長や科長よりもずっとあとについていたんでしょう。