후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶんげいじひょう
文芸時評
宮本 百合子
宮本 百合子의 文芸時評(ぶんげいじひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,930자 · 16화면
大衆はそれをどう感じているか。どうそれと闘おうとしているか。
徳永直は、「未組織工場」と「ファッショ」と二つに別れて発表された一つながりの小説の中で、この現実をプロレタリア作家の立場からとりあつかおうとしている。
作者にとってなじみ深い印刷工場が舞台である。未組織の、ひどい労働強化が行われはじめた印刷工場にだんだん組織の手ののびてくるいきさつが書かれている。
工場内で好きなものだけ集まってやる文芸同人雑誌のグループ=文化活動が、どんなプロレタリア解放運動のための役割を演じるものかということもとりあげられている。だが、ずっと二篇を一貫して読んで感じるのは、徳永直がこの小説で何か新しい試みをしようとしている、しかもそれが成功していないということである。
第一、二篇の小説で徳永直は場面の九十九パーセントまでを印刷工場内部においている。これはドイツのプロレタリア作家ブレーデルが彼の傑作「NウントK機械工場」でもやった扱いかたである。
プロレタリアートにとって工場での生活こそ中心である。そういう意味で徳永が印刷工場内の生活に重点をおいたということは理解される。