후리가나로 읽는 일본 고전
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ばけものやしき
文豪怪談傑作選・特別篇 百物語怪談会
柳川 春葉
柳川 春葉의 文豪怪談傑作選・特別篇 百物語怪談会(ばけものやしき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,305자 · 10화면
ところなのだ、それから玄関を入ると、突当りが台所、そのまた隣の間というのが頗る怪しいものだ、何しろ四方が凡て釘付になって不開の間ともいった風なところなので、襖戸の隙から見ると、道場にでもしたものか、十畳ばかりの板敷で、薄暗いから何となく物凄いのだ、その傍の細い椽側を行くと、茶席になるのだが、その間の矢張薄暗い椽側の横に、奇妙にも、仏壇が一つある、その左手のところは、南向に庭を眺めて、玄関の方からいうと、六畳に四畳半に十畳というように列んでいる、その十畳というのが、客座敷らしい、私は初め其処を書斎にしてみたが、少し広過ぎるので、次の四畳半に移った、六畳の方は茶の間に当てたのである、転居した当時は、私の弟と老婢との三人であったが、間もなく、書生が三人ばかり来て、大分賑かに成った、家の内は、先ずこんな風だが、庭は前云った様に、かなり広いが、これも長年手を入らぬと見えて、一面に苔が蒸して、草が生えたなりの有様なのだ、それに座敷の正面のところに、一本古い桜の樹があって、恰も墨染桜とでもいいそうな、太い高い樹であった、殊に茶席の横が、高い