일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みすじまちかいわい

斎藤茂吉随筆集

斎藤 茂吉

斎藤 茂吉의 斎藤茂吉随筆集(みすじまちかいわい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,559자 · 37화면

아오조라 문고

また徳川時代に一時禁煙令の出たことがあった。或日商人某が柳原の通をゆくと一人の乞丐が薦の中に隠れて煙草を喫んでいるのを瞥見して、この禁煙令はいまに破れると見越をつけて煙管を買占めたという実話がある。昼食のとき私はこの実例を持出して笑談まじりに呉院長を説得したことがあった。

開業試験が近くなると、父は気を利かして代診や書生に業を休ませ勉強の時間を与える。しかし父のいない時などには部屋に皆どもが集って喧囂を極めている。中途からの話で前半がよく分からぬけれども何か吉原を材料にして話をしている。遊女から振られた腹癒せに箪笥の中に糞を入れて来たことなどを実験談のようにして話しているが、まだ、少年の私がいても毫も邪魔にはならぬらしい。その夜更けわたったころ書生の二、三は戸を開けて外に出て行く。しかし父はそういうことを大目に見ていた。

明治三十年ごろ『中学新誌』という雑誌が出た。これはやはり開成中学にも教鞭をとった天野という先生が編輯していたが、その中に、幸田露伴先生の文章が載ったことがある。数項あったがその一つに、「鶏の若きが闘ひては勝ち闘ひては勝つときには、勝つといふことを知りて負くるといふことを知らざるまま、堪へがたきほどの痛きめにあひても猶よく忍びて、終に強敵にも勝つものなり。