후리가나로 읽는 일본 고전
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だんきょうきぶん
断橋奇聞
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 断橋奇聞(だんきょうきぶん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,144자 · 25화면
劉万戸はこう言って世高を恥かしめてから車を出した。世高はそこに立って男泣きに泣いていたが、そのまま女と別れることができないので、その車の往った路と思われる路を通って、京師へのぼって往った。
劉万戸は大いに用いられて声勢赫奕というありさまであった。世高は京師へ往ったことは往ったが、秀英の傍に寄りつけないので、旅館に入って秀英に遇うことばかり考えていた。
そのうちに旅費もなくなってひどく困ってきた。それはもう歳の暮で、街には雪が降っていた。世高は何の目的もなくその街をとぼとぼ歩いていると、前方から一人の老婆が酒壷を持ってきたが、擦れ違うひょうしに見るとそれは施十娘であった。世高が声をかけようとすると老婆もこっちを見た。そして、世高の顔を一眼見るや否や、恐ろしそうにして走りだした。そして、走りながら観世音菩薩を繰りかえし繰りかえし唱えた。
世高はすぐ老婆が自分を死んだものとして恐れているということを知ったので、後から追っかけて往った。
「施十娘、施十娘、私は世高だよ、私は生きているのだよ、恐れることはないよ、私は理由があって、生きているのだよ」
そのとたんに老婆は転んで酒壷を前へほうりだした。