후리가나로 읽는 일본 고전
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あたらしいぶんがくのたんじょう
新しい文学の誕生
宮本 百合子
宮本 百合子의 新しい文学の誕生(あたらしいぶんがくのたんじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,325자 · 13화면
勤労して生きているものの人生の内容と、徒食生活の男女の生活内容の絶対のちがいは、一つの恋愛小説をよめば、まざまざとしている。二十四時間を、八時間から九時間以上職場にしばられ、千八百円でしめつけられつつ家族の生活をみている正直な勤労者の青春にとって、きょうの猟奇小説と、ロシアの人民が暗黒のなかに生を苦しんでいた時代のドストイェフスキーの世界は、何を与えるだろう。しかし、偶然は、そういう作品をも或る休みの日の夜、人々の手にとらせるのだ。その人は、何の気もなしに読む。そして何と思うだろう。どんな感じがしただろう。
勤労して生きるすべての人の新しい文学の胎動と可能のめざめは、この単純な、どんな感じがしたか、というところに源泉をもっているのである。読ますことは読ますが、どうも。そういう感じもある。ドストイェフスキーってなるほど大したものらしいが、しかし、カラマゾフの世界が、これからの現実に再びあるとしたらどうだろう。社会の歴史は、どっち向きに動くはずのものなんだろう。そういう疑問もあり得る。
どれも、文学の作品批評とは云えないかもしれない。そんなにまとまってはいない。