후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,353자 · 371화면
それを浅黄色の木綿糸で縅したのを着ていた。
兜も、古鉄の地味な物で、前立に日月が輝いているきりだった。
陣羽織も、青黄の木綿筒袖で、何の刺繍も模様もなかった。
こういう好みにも、彼の性格がうかがえるが、そんな質素な姿でも、一たび陣頭に半兵衛が立つと、
ワカ殿、魁ニオ在セバ、軍中、何トナク、重キヲナシ、卒伍ノ端々マデモ心ヲ安ンジケリ
とは、半兵衛に尾いて従軍した家中の者の日誌にも、見えるところである。
軍ヲ見給フコト、神ノ如ク、戦フヤ果断、守ルヤ森厳、度量ハ江海ノ如ク、オン眼ハ常ニ和ミ給ヒ、イカナル困難ノ時ニアリトモ、徒ラニ狂躁ノ御唇ヲヒラキ給ヘル例シアルコトヲ知ラズ
家中の者の筆記なので、幾ぶん贔屓目があるとしても、その片鱗は窺うことができよう。
――そういったような半兵衛重治の人がらであった。
その半兵衛がまた、つい最近、美濃一国を驚倒させたはなしがある。
事件は、美濃の内部の不統一を暴露するものなので、当時、他国へは、極秘にされていたが、尾張の隠密の耳には、疾くに通っているはずである。
ことしの正月のことだった。
美濃の各将は、稲葉山の城へのぼって、主将斎藤龍興に、例年のとおり拝賀の礼を執った。