일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,353자 · 371화면

아오조라 문고

(明日にでも)

と、待っていると、明日も真昼を豪華な管絃の会である。

政務を見る日は、七日に一度もなかった。諸事老臣まかせである。――が幸いにも、その中には、斎藤家三代にわたって、この乱国の中に、主家の勢威を維持して来た老練の士や古強者も多くいた。今を支えている力であった。

主君の龍興は龍興としておいて、その重臣層は、決して、春眠を貪ってはいなかった。たえず織田家の情勢をそこに集めている。

長井隼人の手から放った間諜の報告によると、織田家でも、昨年夏の大敗に懲りて、もう再起も覚つかないと自覚したか、この春は信長も、都から茶道の紹鴎を招いて茶会に暮したり、紹巴をよんで連歌百韻を催したり、至って無事を恃んでいる――との消息だった。

信長が美濃を望むのは、義元が尾張の攻略を必要としたように、そこが中原へ進出する段階だからである。単に一美濃の併呑が、目的ではない。

斎藤家の老臣は、最近の信長が、極めて生活を楽しんで、他意もない様子と聞いて、

「もはや、美濃入りは、兵や軍費を失うばかりと、あきらめ果てたものとみえる」

という計数的な判断を下していた。要するに、その消耗と収穫とがひき合わないから断念するに至ったものだろうという考え方であった。