후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,353자 · 371화면
衆智はいつも常識である。信長が欲しているのは、一見常識らしい常識ではなく、もっと飛躍した智慧の新鮮を求めているのである。
新しい智慧も、またすぐ常識化してしまうが、信長はそうした経験ずみの智識をもって常識家ぶる者の多い衆智に、いつも飽き足らないのであった。
その問題の洲股というのは、尾濃の国境で、美濃の攻略には、どうしてもこの辺の要害に、織田の足溜りが欲しいところなのである。
雪が解けて、二月に入ると、ふたたび美濃入りの征軍は、続々、国境へさし向けられていた。
十九条あたりに兵を置いて、時折、敵の虚を窺い、諸所に放火したり、奇襲的な小さい効果を狙っては、引き揚げて来たりしているが、そんな程度では、義龍亡く、龍興暗愚なりといっても、大国美濃は微動もしないのである。どうしても、確乎とした要害を占めて、腰をすえてかかるためにも、洲股に味方の一城が欲しいのであった。
だが、いかに砦造りでも、一城はそう簡単には築けない。しかも敵国の目前でする仕事だし、一朝雨でも降り続けば木曾川と洲股川の両大河は氾濫して、忽ちそこらは洪水となってしまう地形でもある。――そんな機を敵に計られて大挙襲いかかって来られたら、援兵は間にあわないし、よしや援軍が来たところで、どうしようもなく全滅となってしまおう。