후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,353자 · 371화면
光秀は、池田勝三郎の隊に伍して転戦していたが、彼ももともと、卒伍に交じって、槍先の首ばかりを争っている男ではなかった。
「少々、思い寄りもござれば、数日それがしの一身に、離陣の儀、おゆるしありたい」
と、池田勝三郎に乞うて、暇をもらい、暗夜、ただ一騎で陣地を去り、敵地へ深くはいって行った。
彼は、諸国を武者修行して歩いていた当時から、伊勢の内部が、小党分立で、神戸の北畠家を中心に固まっている内容の脆弱を見ぬいていた。
そこに、彼の乗ずる策があったのである。彼は、何か確としたあてのあるもののように、暗い野を一騎で急いでいた。
「待てッ」
「どこへ行く」
「何者だッ。敵だろう」
忽ち、彼の前後に、刀槍が閃めいた。当然、どこかで出会うであろうと、予測していた敵兵である。光秀は、駒を止め、
「各※(二の字点、1-2-22)は、木股権之介どのの手下か」
と、訊ねた。
「ちがう」
と、敵のひとりが云い放つと、間髪を容れずにまた、
「然らば、持福寺左内どのが組の者か」
と、重ねてきいた。
「ちがう、ちがう!」
敵の兵は、威猛高に、
「怪しげな奴。降りろッ」
と、馬の腹へも槍を向けた。