일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,353자 · 371화면

아오조라 문고

まだ陽も落ちぬまに、箕作落城の報がはいった。

黄昏に近づくと、観音寺の城の方面に、黒煙があがった。木下藤吉郎、その他の手勢が、もう城に迫ったとみえる。

「いざ行け」

総攻撃の令が下る。信長も陣をうつし、箕作その他の全軍も、一せいに観音寺へ押しつめた。

宵闇の迫る頃には、もう一番乗り二番乗りの名のりが敵の城壁をこえていた。忽ち城内の一角から炎があがる。――冴えた秋の夜空は星と火の粉に満ちていた。

破竹! というも愚かな程だった。

寄手はなだれ込む。

区々に、凱歌が揚がってゆく。――それは敵の佐々木一族には、余りに無情な秋風の声と聞えたであろう。わずか一日のまにこの堅塁が陥るとは誰も予期していなかった。和田山の塁、箕作の出城、十八ヵ所の要害も、この急激な怒濤のまえには、何の防ぎにもならなかった。

宇多源氏以来の名門、佐々木六角や承禎入道をはじめ、一族やら女子供は、あわれ闇につまずきながら、争って、炎の城から石部城の方へ落ちて行った。

「落人どもは、落ち行くままに見のがしておけ、まだ明日の敵が先にある」

信長は、彼らの生命ばかりでなく、彼らが搬出して行ったという夥しい財宝にも眼もくれなかった。