후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,353자 · 371화면
室町将軍の御制度のままで、またこの紊れたままで、なお幾世も過ぎてゆかれようとは思われぬ」
と、冒頭して――
「では、誰がなるぞ。そうお考えであろう。わしにも確とは見えていない。けれど昨年来、京都に進軍して来ている織田殿の仕方を見ると、織田殿こそ、次の時勢をひいてゆくお方ではないかという気がする。――なによりは、末はともあれ、将軍家を立てておき、そして、入洛の第一に、皇居の修築をなされた。それも思いきって、大規模になされた。朝廷の御料地が、地方の武家に掠めとられてあるのを、悉皆、返上する令を発したりなどされた――。なんとなく、わしらが心に望みながら、わしたち庶民の力だけでは、為し得ないことを、あのお方は、どしどしとやってゆく。庶民の心になり代ってやってゆく。こうあっては、誰が何といっても、天下の民望が、やがては織田殿を、天下の信長公と、かつぎあげてしまうのは、当然な成り行きでしょう。――その勢いを阻めに立つ者は、亡ぶばかりです。時流から抛り出されてゆくのみです。過去のものと、すべて過去へ、置き去られてゆくだけでございましょう」
「…………」
みな黙って頷いている。