후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,353자 · 371화면
「よい。もうよい。――何か思うところがあるなら、そちに任す。やりのけてみい」
「ありがとうぞんじまする」
何でもないことのように、藤吉郎はひきうけて出て行った。
彼が単身、敵の城中へ行って、城将の朝倉景恒と会っていたのは、その夜だった。
「君も、兵家の子なら、戦の目先は見えていよう。勝敗の数はもはや歴然、これ以上、頑固な抵抗は、ただ惜しむべき士卒を屍にするだけである。わけて、それがしは御身の犬死を惜しむ。――それよりは、きれいに城を開いて後退し、御主君の朝倉義景どのと合し、ふたたび新戦場でお眼にかかろうではないか。城内の財宝、武具、女子ども、すべてそれがしが身にひきうけて、安々とお送り申すであろう」
と、彼は、まだ二十七歳という若い城主の景恒に、胸を割って告げたのであった。
「戦野をかえて、他日また、改めて出会おうとはおもしろい」
景恒は、彼の勧告をいれて、城を出た。
藤吉郎は、十分、士礼を執って、敵の退却に、あらゆる便宜を与え、城外一里まで見送った。
金ヶ崎の始末は、わずか一日半で片づいた。しかし信長は、藤吉郎から、
「かように致しました」
と、いう報告をうけると、