후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 176,911자 · 353화면
、彼のみはそれに参与しなかったのみならず、かえって彼は明智光秀やまたその老臣の斎藤利三などと風交の深いものがあった。特に光秀は、晩年閑を得る身となったら、友松について、画などを習って悠々自適したいなどともいっていた。
火のない所に煙は立たぬというが、思いあわせれば、それやこれ、彼と明智との縁故はふかい。山崎一戦の後、三条河原から、暗夜、心の友の首を抱いて、人知れぬ所へそれを埋けてやった犯人が、事実、友松であったにしろ、かれの芸術家としての名をけがすものでは決してない。世間もまた、同じ盗人でも、この首盗人には、ひそかな同情と理解をもっているのだった。
けれど、当時の秀吉の名による逮捕令はまだ解かれていない。三年ごし、犯人は分らないでいるが、詮議はつづいているかたちだ。それも友松にはなんの苦痛でもあるまい。日蔭の道こそ、彼の画生活と漂泊の旅にはむしろ好ましかろう。
「友松さま。いつまで何を見ていらっしゃるんです」
二度目の声がした。あきらかに今度は彼のすぐ背に聞えた。
堤の蔭にさっきから腰をおろしてぽつねんとしていた小娘であった。友松はふりかえりざま、