일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 176,911자 · 353화면

아오조라 문고

自己のために存在しないものはすべてちょうどこの渡し舟の中にある乗合客のようなもので、岸につけばすぐ忘れ去る人々だった。

「おい、お前ら、何も知らず暢気な顔をしておるのう」

舟が川の中ほどへ出た頃、乗合いのうちにいたひとりの侍が、小商人や百姓たちを、無智の凡下とあわれむように見くだして云った。

「近いうちには、またこの辺も戦になるぞ。お前らあ、今のうちに、山の方へ逃げおらんと、火攻め鉄砲攻めになってから、じじ婆や子どもを抱え、吠え面かいてまた路頭に迷うのだ。いつもその日まで、金儲けや畑打ちなどして、暢気づらしておるから泣きを見るんじゃ」

百姓の女房も、旅商人らしい男も、あきらかに顔色を失ったが、さりとて問う言葉も、答える言葉も知らないのである。

対岸は、加納の宿だ。ちょうどここで日いっぱいに暮れ、軒傾いた屋並びに夕煙がこめている。於通は、雇い馬を求め、荷鞍の上へ横乗りになった。小野の里へはそこからまだ一里半はある。

「お前さまは、小野のお館のお姫さんではござらっしゃらぬか」

馬子は彼女をうすら覚えている者だった。於通が、そうだと答えると、馬子は、春の宵をゆたりゆたり手綱をひきながら、