후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 176,911자 · 353화면
「あたらよ、気負い者。その愚や、言語道断」
秀吉の痛嘆は、自分への罵りだった。家康に出鼻をくじかれた恥に燃えた。そして、
「今は――」
と、趾を挙げて、十九日、いよいよ大坂を出発せんと、意を決した前夜、またも火のつくような凶報が、紀州方面から入った。
紀州の畠山貞政が、根来、雑賀党などの一揆をかたらい、海陸から大坂へ迫ろうとしている。勢い猛烈、油断ならずとある。
信雄、家康の手がそこへまわっていることはいうまでもない。さなくとも紀泉の各地には、本願寺与類の不平の徒が、淡路、四国の諸豪と呼応して、つねに機会を狙っている。もっと危険なことは、それらの仲間が一般庶民にすがたを変えて、新府大坂城下には、たくさんに住んでいるという事実である。
「おれの世帯は大きい。かろがろと、にわかに立てぬもしかたがない」
秀吉は、発向の日を延ばした。
そしてほぼ二日間に、万事をすました。留守のかため、市街の戦備も、遺漏なく手配した。また前に蜂須賀勢、黒田勢などを助けにやってある各出先へ、指揮、激励を送って、その状況を聞いた。そしてまず一安心と見たか、
「たのむぞ」
と、留守を蜂須賀正勝にまかせ、いよいよ大坂を立ち出でた。