후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 176,911자 · 353화면
「平八郎。今さら、おぬしひとりが参ったとて、何の足しになろう。それよりは、小牧のお留守が大事というものぞ」
すると、本多平八郎は、かれらのせまい考えをあわれむような口辺の微笑をちらとゆがめたが、みな年上の上将なので、ことばはていねいに、こういった。
「いや決して、諸将をかたろうて行くのではござらぬ。各※(二の字点、1-2-22)は、おこころ任せだ。ただ平八郎としては、いま秀吉が新手の大軍をひきいて、殿の出先へ押しかかるのを見ては、手をこまぬいて、じッと、ここにはいられないというだけのことでござる。――思うてもみられい。夜来、また今朝と、戦いつかれておらるる殿の軍勢へ、秀吉の二万が、敵に加わって、前後からつつみ打てば、何条、御無事でおられようか。平八郎一人たりとも、長久手に駈けゆき、もし殿のお討死とあらば、共に、御死骸をまくらとして、この方も死ぬまでの心得でござる。おかまいあるな」
かれの言に、座中の雑音は、はたと、声をひそめてしまった。
平八郎忠勝は、自分の手勢わずか三百余をひっさげ、小牧から駈け出した。
かれの意気に感じて、石川左衛門康通もまた、部下二百余人をつれて、