후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 176,911자 · 353화면
……決して、身にまちがいなどはないように仕ると、両名のてがみにも書いてあろうが」
書翰でも、人の言でも、正直に受け取って、すぐ信じこむ傾向がつよいのは、おうような育ちのよさともいえるものだったが、老職たちの任としては、それだけに小心にもなり、一事あるごとに、危惧から離れ得ないのである。
で、鳩首、氏郷の書翰を、廻覧しながら、
「なるほど……」
と、頷き、
「相違なく、御直筆のようで」
と、つぶやき合い、
「ほかならぬ、勝入様や氏郷様のお肝煎で、かくまでのお扱いとあれば、万間違いもございますまい」
と、ようやく、同意を示した。
「しかし、御要心には如くなしで」
と、供も厳しく、四家老もみな扈従してゆくことになった。岡田長門守、浅井田宮丸、津川玄蕃、滝川三郎兵衛の四名である。
次の日、北畠信雄は、こういう経緯から大津へ出向いた。指定地の園城寺というのは、三井寺のことである。彼は、北院総門の奥、二町ほど西の、蓮華谷の法明院を宿とした。
さっそく、氏郷が訪ねて来、池田勝入も後から見えた。そして、
「筑前様には、前日御到着あって、お待ちしておられます」
と、いった。