후리가나로 읽는 일본 고전
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しんのあいこくしん
新渡戸稲造論集
新渡戸 稲造
新渡戸 稲造의 新渡戸稲造論集(しんのあいこくしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,620자 · 196화면
現代の将来に貢献すべき事多き中にこの終局に向って一条なりとも光明を放ち、あるいは一歩なりとも進むのが第一の任務である。殊に昔より日本人は国外の思想や文化を鑑識する事を以て得意としている。現に我国の今日あるは外国に負うこと多きに見ても明である。近頃メーソンという米国人が『東方の光』の題の下に一小冊を公にした。その中に印度は宗教霊的の天恵に富み、支那は礼儀芸術の道に篤いけれども、両民族とも功利活用の才能に乏しい。独り日本人のみが人類に欠くべからざる三徳と称すべき、霊妙の作用と美的観念と応用の能力を平等に兼備すると歎賞している。ウッカリ人の誉詞には乗れないが、同氏の言は確かに我民族の特長を挙げたものと思わるる。この活力と才能を有すればこそ、メーソン氏のいう西洋の功利的文化を咀嚼し得る東洋人は同胞のみなのだ。西洋人は到底日本人ほど印度の霊妙、支那の技芸の蘊奥を研め得ぬから、結局東西の文化を悉く咀嚼し世界的完全なる発達を遂げる者は大和民族ならんか。
〔一九二八年一〇月二九日『東西相触れて』〕