후리가나로 읽는 일본 고전
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しんのあいこくしん
新渡戸稲造論集
新渡戸 稲造
新渡戸 稲造의 新渡戸稲造論集(しんのあいこくしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,620자 · 196화면
例えば冷水浴の如き私も生徒に接するごとに能くそう言うのですが、君らは水を浴りたまえ、殊に五月六月頃は丁度好い時節である、一つ思い切ってやりたまえ。初めの中三日位は随分辛抱して皆やるけれども十日廿日となると撓んで来るが、それを奮張ってやるのが意志の修養である。かくの如く容易なる事を毎日撓まずやらせるので、私が自分の経験上から能く話すのですが、恐らく水浴が身体を益することは牛乳三合位飲むに優ると思う。それから小さなことながら生徒に日記を書かせる。毎日一行でも二行でも宜いから撓まなく書かせる。私の愚論では少し厭き易いことを繰返すということが意思の練磨になると思うので、一年一回する事より毎月一度、毎月一度より日に三度やることがよかろうと思う。飯を食うたびに思出さしむるのが最も練磨になる。大抵日常起る事物に就ては子供心にも善悪の弁別は付いているに、悪と知りつつ為すのは子供に限らず吾々でも意志の弱き故である。故に此処だぞ、此処が悪人と善人となる界だぞ、と分別のつき次第善を取る意志と勇気を実行するが即ち実践教育の粋である。そこで日に三度飯を食う時に、此処だぞ此処で行儀を直さなければならぬ、姿勢を直すのは此処だぞ、疲労れた時には安座をかいて飯を食いたい、寝て物を食たいが此処だぞ、飯を食う時に急かず落付いて食べる。