일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんのあいこくしん

新渡戸稲造論集

新渡戸 稲造

新渡戸 稲造의 新渡戸稲造論集(しんのあいこくしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,620자 · 196화면

아오조라 문고

こちらから談話を仕掛けると、哲学の話でも学術の話でもする。されどただ一つ困ったことには、電気で働くものに過ぎぬので、人間に最も大切なる情愛というものがない、いわゆる人情がない。それがためにその人間は甚だしくこれが欠乏を感じ、「お前が私を拵えたのは宜い、しかしこれほどの巧妙な脳膸を与え、これほど完全なる身体を造ったにもかかわらず、何故肝腎の人情を入れてくれなかった」といって、大いに怨言を放ち、その医学生に憑り付くという随分ゾットする小説である。この寓意小説はただ理窟ばかりを詰込んで、少しも人間の柔かい所のない、温い情のない、少しも人格の養成などをしないところの教育法を責めるものである。かのカーライルは、「学者は論理学を刻み出す器械だ」と罵ったが、実にその通りである。ただ論理ばかりを吹込んで、人間として最も重んずるところの、温い情と、高き人格とを養成しなかったならば、如何にも論理学を刻み出す器械に相違ない。そういう教育法を施すと、教育された人が成長の後に、何故おれみたような者を造ったかと、教師に向って小言をいい、先生を先生とも思わぬようになり、延いては社会を敵視するに至る。