후리가나로 읽는 일본 고전
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しんぱん ほうろうき
新版 放浪記
林 芙美子
林 芙美子의 新版 放浪記(しんぱん ほうろうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,330자 · 497화면
税務署からは税金のお達しも来ました。仲々忙がしい私です。自分でもこの気持ちや生活を排斥していながら、死にでもしなければ改正出来そうもないありさまに呆れている。嫌な女の部類です。生活が中途半端だけでなく、心までが中途半端で、自分で自分の気持ちにやりきれなくなる時がある。いまは馬鹿馬鹿しく大きい家にいますけれども、これも私の或る一面の気持ちかも知れません、少し清算して奥床しい家に引越したいものとも考えています。
私は、書けるだけ書こう。体は割合丈夫だ。その丈夫さがいとわしいのだけれど、仕事をするには、体が健全でなければならないと思っています。果てる時は果てる時だと思っている。大熊長次郎と云う人の歌にこの様なのがある。
静にぞねむらせたまえ
人間の
命死にゆく時のおわりに
これは、ほのぼのとした歌で、強がっている私を妙に悲しがらせる。実際悲しい時がある。勉強も字を書く事も嫌になってしまう時がある。芝居や映画も久しく疎縁だ。白々しい時は、唇に両手をあててじっとしているに限る。媒介物によって身を終ってしまいたいような、そんな焦々した日も多いのだけれども、ほんとうはこれからいい仕事をしたいと思っています。