일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんぱん ほうろうき

新版 放浪記

林 芙美子

林 芙美子의 新版 放浪記(しんぱん ほうろうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,330자 · 497화면

아오조라 문고

茶色の雨の中を

私は耳をおさえて歩く

耳が痛い 痛いのよ

雨中の烏が光る

もがきながら飛ぶ

杳かな荒野の風の夢

肺が歌う 短い景色の歌なの。

私は何故歩くのだろう

烏の命数だ

烏のようにどこかで私は生れた

停るところのない夜

光って飛ぶ

自分が光るのではない

四囲の光線がわっと笑うのだ

私の肺が歌う それだけなの……。

独り住いの猫 独り住いの犬

誰もいない路の石ころ

露が消える

烏の空 光る烏

釘を抜くようなすべっこい光

よろめき よろめき 只光る烏

肺が歌う 肺だけが歌うだけなのよ。

二つの肺の袋だけが私のような気かする。郵便がもどって来たので、ああそうかと思う。

読売新聞に送った「肺が歌う」と云う詩、清水さんと云うお方が長くて載せられぬと云う手紙だ。花柳病の薬の広告はいやにでっかく出ているけれども、貧乏な女の詩は長くて新聞には載せられないのだ。

たった八頁の新聞は馬鹿な詩なぞよちがないのだ。

ピアレスベッドの広告が出ている。私はこんな丈夫な、ハイカラなベッドに一度も寝たことがない。タイガー美人女給募集。白いエプロンをかけて、長い紐を蝶々のように背中で結んで、ビールの栓抜きに鈴をつけた洒落た女給さんが眼に浮ぶ。