후리가나로 읽는 일본 고전
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かえるのゴムぐつ
新編風の又三郎
宮沢 賢治의 新編風の又三郎(かえるのゴムぐつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,031자 · 84화면
その音は二町ばかり西の方の大きな藁屋根の中に捕われている穂吉の処まで、ほんのかすかにでしたけれども聞えたのです。
ふくろうのおじいさんが度々声がかすれながらふくろうのお父さんに云いました。
「もうそうなっては仕方ない。お前は行って穂吉にそっと教えてやったらよかろう、もうこの上は決してばたばたもがいたり、怒って人に噛み付いたりしてはいけない。今日中誰もお前を殺さない処を見ると、きっと田螺か何かで飼って置くつもりだろうから、今までのように温和しくして、決して人に逆うな、とな。斯う云って教えて来たらよかろう。」
梟のお父さんは、首を垂れてだまって聴いていました。梟の和尚さんも遠くからこれにできるだけ耳を傾けていましたが大体そのわけがわかったらしく言い添えました。
「そうじゃ、そうじゃ。いい分別じゃ。序に斯う教えて来なされ。このようなひどい目におうて、何悪いことしたむくいじゃと、恨むようなことがあってはならぬ。この世の罪も数知らず、さきの世の罪も数かぎりない事じゃほどに、この災難もあるのじゃと、よくあきらめて、あんまりひとり嘆くでない、あんまり泣けば心も沈み、からだもとかく損ねるじゃ、たとえ足には紐があるとも、今ここへ来て、はじめてとまった処じゃと、いつも気軽でいねばならぬ、とな、斯う云うて下され。