후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじびじんでん
新編 近代美人伝 (上)
長谷川 時雨
長谷川 時雨의 新編 近代美人伝 (上)(めいじびじんでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,076자 · 256화면
我儘で、勝気で、売れっ児で通して来た驕慢な女が、お酒のたちの悪い上に、ヒステリックになっていた時、心がけのよくない厭味な箱屋に、出過ぎた失礼なことをされては、前後無差別になってしまったのに同情出来る。彼女は自分の意識しないで犯した大罪を知ると直に、いさぎよく自首して出た。獄裡にあっても謹慎していたが、強度のヒステリーのために、夜々殺したものに責められるように感じて、その命日になると、ことに気が荒くなっていたということであった。幾度かの恩赦によって、再び日の光を仰ぐ身となったが、薄幸のうちに死んでしまった。
六
ささや桃吉、春本万竜、照近江お鯉、富田屋八千代、川勝歌蝶、富菊、などは三都歌妓の代表として最も擢ている女たちであろう。そしても一人、忘れる事の出来ないのは新橋のぽんた――鹿島恵津子夫人のある事である。
桃吉の「笹屋」は妓名の時の屋号ではない。笹屋の名は公爵岩倉具張氏と共棲のころ、有楽橋の角に開いた三階づくりのカフェーの屋号で、公爵の定紋笹竜胆からとった名だといわれている。桃吉はお鯉の照近江に居たのである。照近江から初代お鯉が桂公の寵妾となり、二代目お鯉が西園寺侯爵の寵愛となった。