후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじびじんでん
新編 近代美人伝 (上)
長谷川 時雨
長谷川 時雨의 新編 近代美人伝 (上)(めいじびじんでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,076자 · 256화면
乞食になるまでの道中をつくるとて悶えているのです。要するところは、よき死処がほしいのです」
と言出すと、久佐賀は手を打っていった。
「仰しゃる事は我愛する本願にかなっている」
彼女と久佐賀との面会は話が合ったのであろう。月を越してから久佐賀は手紙をもって、亀井戸の臥龍梅へ彼女を誘った。手紙には、
君が精神の凡ならざるに感ぜり、爾来したしく交わらせ給わば余が本望なるべし
などと書いたのちに、
君がふたゝび来たらせ給ふをまちかねて、として、
とふ人やあるとこゝろにたのしみて
そゞろうれしき秋の夕暮
と歌も手も拙ないが、才をもって世を渡るに巧みなだけな事を尽してあった。とはいえ、それを受けたのは一葉である。そんな趣向で手中にはいると思うのかと、直に顕真術先生の胸中を見現してしまった。日本全国に会員三万人、後藤大臣並びに夫人(象次郎伯)の尊敬一方でないという先生も、女史を知ることが出来ず、そんな甘い手に乗ると思ったのは彼れが一代の失策であったであろう。
彼女は久佐賀の価値を知った。彼れは世人の前へ被る面で、彼女も贏得ることが出来ると思ったのであろう。彼女の手記には利己流のしれもの、二度と説を聴けば、厭うべくきらうべく、面に唾きをしようと思うばかりだとも言い、かかるともがらと大事を語るのは、幼子にむかって天を論ずる