후리가나로 읽는 일본 고전
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いちかわくめはち
新編 近代美人伝 (下)
長谷川 時雨
長谷川 時雨의 新編 近代美人伝 (下)(いちかわくめはち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 138,172자 · 277화면
」
と、内弟子の華代子が、餅菓子を好い陶器の鉢へ入れて持って来ていった。
二人の内弟子のうち、華代子は他のものにはきらわれたが気に入りなので、師匠の小間使いをしている。静枝には海老茶袴をはかせて玄関番をさせ、神田小川町の依田百川――学海翁のところへ漢学をならわせにやるのだった。
「女役者だって、学問があって、絵が描けなければだめだよ。」
彼女も、用がなければ、サビタのパイプを弄る前には、絵筆を捻っているのだった。
けれど彼女に、守住月華という雅号のような名があるのは、絵を描くためではなくって、明治十一年ごろからはじまった、演劇改良会の流れで、演劇改良論者の仲間であった学海が、明治廿四年浅草公園裏の吾妻座(後の宮戸座)で、伊井蓉峰をはじめ男女合同学生演劇済美館の旗上げをした時、芳町の芸妓米八には千歳米波と名乗らせた時分だったか、もすこし後で、川上貞奴を援助に出た時だかに、彼女にも守住の本姓に月華という名を与えたのだった。
岩井粂八といった時分の弟子には、紀久八たちがあるが、月華になってからは、かつらとか、名古屋の源氏節から来た女にも、華紅とか、華代子とかいう名をつけた。