일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いちのくらさわなんりょう

新編 風雪のビヴァーク

松濤 明

松濤 明의 新編 風雪のビヴァーク(いちのくらさわなんりょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,081자 · 51화면

아오조라 문고

そして二〇分でその頂に立つことができた(一三・一五~一四・〇〇)。北面を見下ろすと、快適なスノーリッジが大井川西俣にぐっと延びている。このリッジは既に立教山岳部によって登路に使用されているが、塩見岳と悪沢岳とを結ぶ便利なコースのように思われる。塩見は白い尨大な山容を横たえて、南アの一雄峰たるに愧じない。軽い休みをとって、ただちに下降に移った。下山、人里、それはなんと愉しいものだろう。温かい蒲団にくるまってぐっすり眠る生活が自分を待っているのだから。岩小屋のような巨岩を縫って一散に駆けりに駆けた。千枚岳とのコルからは路が南の腹に露出していたが、ひんぴんと崩れてきわどいトラバースであった。千枚の頂上下で、ブレーカブル・クラストが現われたので、久しぶりに輪かんをつけた(一四・一五)。空は気のつかぬうちにいつしか曇ってきていた。鼠色の空の下をリッジを迫って、私は夢中で駆け下りて行った。

森林帯に入ると、下るにしたがって雪はぐんぐん潜る度を増して、どすんどすんと股くらいまで落ち込みいらだたしい。今日中に椹島まで行きたい、行かねばならない。その椹島がもう今は目の下にあるのだ。