후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
りょしゅう
旅愁
横光 利一
横光 利一의 旅愁(りょしゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 576,941자 · 1138화면
このようなことは宗教史に明るい者にとっては、別に異とすることではないにちがいなかったが、調べ物の範囲に設計図を引くためには、矢代の重要な一条の幹線となるべきことだった。殊に宗教の本質を失わしめず、それとまったく相反する科学を、人間最低の知力という能力に咲かしめた花とし、またそれを人の肥料ともせしめ得た配慮と工夫と政治の中には、今もなお東洋人の取捨選択すべき幾多の重い穂粒の水中に沈んでいる筈の箇所だった。そして、この聖トマスが苦心をこらしてルネッサンスのキリスト教の中から断絶せしめた東洋の神秘思想の上には、今こそルネッサンス以上の開明期のさし昇って来ているときだと矢代は思い疑わなかった。実際、彼はそれが眼のあたりに来ているのが感じられて嬉しかった。
矢代は自分らの苦心の勉強もすべては西洋に答うべき東洋の美質の再建のときであって、ルネッサンスの取り入れた科学をギリシアのように頭として使わず、自分の手足として使う能力を養う工夫に、今は全力を尽すべきだと思うのだった。
矢代は書物を伏せて時計を見ると、もう十一時近かった。彼はあわててストーブに薪を投げ入れ、鶏の腹にバタを詰め込んで丸焼にとりかかった。