일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

りょしゅう

旅愁

横光 利一

横光 利一의 旅愁(りょしゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 576,941자 · 1138화면

아오조라 문고

暖簾の懸った銭湯もあれば、床屋へ入れば、どんなに刈りまひょ。といきなり問われたりして、僕は郷愁を覚えたよ。」

平尾男爵は突然こう云って笑ったので、皆誰も感合した笑いを洩すのだった。この男爵は田辺侯爵と同様に大名華族で、初めは社会学の研究にパリにいるうち、次第に農業経済の研究に入っていって、むかしの自分の領土の向上に関心を向けているこのごろだった。二人の令嬢の中の妹の方がパリで生れたためか、父男爵の後ろの方で今もフランス語で戯れ合っている幼い姉妹の姿を、極めて淑やかな大和絵風の夫人が自然に任せて眺めていた。透きとおる肌の白さのくち数の少い、高貴な夫人の容姿は、幾らか憂鬱なほど静かだったが、その隣りの外人に似た緊った輪郭の侯爵夫人とときどき慎しやかな低声で話しているのは、見ていても好個の対象で感じが良かった。

「そういえば、世界の都会のうちで、一番愉しそうににこにこして生活している所は、大阪だと僕は思ったが、あそこはまったく特殊国だね。」矢代は塩野にそう云うと、一団は時ならぬ真実を聞きつけたという風にどっと笑った。

「モスコーはどうだった。」と東野は矢代に訊ねた。