일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かけす

日本の名随筆2 鳥

室生 犀星

室生 犀星의 日本の名随筆2 鳥(かけす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,721자 · 6화면

아오조라 문고

これは傑作の方で本物の猫の声よりも美しかった。これには全く私も舌を巻いて了った。

「お宅の猫ですか。」

庭木に吊るした籠の中の声を聞いて、客はふしぎそうに問ねるのである。そして本物の猫も不思議そうに籠を見上げるくらいである。

犬の遠吼えはやや不鮮明であるが、これも夜中に聞いているらしく真似ていた。私が巫山戯てかけかけと彼女を呼んでいたが、何時の間にかかけかけと啼くようになった。そのほか、得体の分らぬ鳴き声をするが、一つは娘の弾くピアノの真似らしく一つはラジオの音楽の真似らしい。お昼の時に私はパンと林檎をかじりながらニュースを聞いているそばで、彼女も林檎をふくんでラジオを聞いているが、すこし首をかしげて不思議極まる顔附で聞き入りながら、自分でも耐えられずに何か糶り合うように啼き出すのである。彼女の耳は蓋のない四号活字くらいある穴があいていて、羽毛が冠っているから水を浴させる時の外は見られない。

どういう真似声をする時にも、彼女は猛鳥特有の地声であるところのぎゃあ・ぎゃあという合の手を入れて啼く、真似声だけでは淋しく物足りないらしく、合の手を入れて拍子を取るのである。