후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
にほんのしょうらい
日本の将来
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 日本の将来(にほんのしょうらい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,422자 · 13화면
問題は、同じ水が、水資源として一国の動力源ともなり、或いは農林産の基本要素ともなるか、またそれが人間生活を根底からくつがえす洪水になるかという、その分岐点にある。その答えは、簡単明瞭であって、水を人間が統御し得るか否かにある。統御し得れば、それは水資源であり、得なければ、それは水害である。
この論に対しては、きっと反対意見が出ることであろう。それは、日本のように天災の多い国では、水害に限らず、台風でも、地震でも、とても人力で何とかしようといっても、不可能のことであるという議論である。
こういう意見は、日本では通ずるかもしれないが、世界的には通用しない。というのは、天災は日本ばかりにあるものではないからである。水害の話のついでに、アメリカの昔の洪水の例をひこう。今日メキシコとの国境に近いカリフォルニア州の南部に、ソールトン湖という湖がある。どの地図にも出ている、ちゃんとした湖であって、面積は、琵琶湖と、ほぼ同じである。ところでこの湖は、昔からあったものではなく、一九〇五年のコロラド河の大氾濫の時に出来た水溜りが、今日まで残っているものである。氾濫当時は、琵琶湖の二倍の面積であったのが、現在は、その半分くらいになっているのである。