후리가나로 읽는 일본 고전
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うつりが
日本の文学 8 田山花袋 岩野泡鳴 近松秋江
近松 秋江
近松 秋江의 日本の文学 8 田山花袋 岩野泡鳴 近松秋江(うつりが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 152,306자 · 300화면
そして明けても暮れても女のことばかり一途に思いつめていると気が苦しくなってしかたがないので、かねてからこの秋は、見ごろの時分をはずさず高雄の紅葉を見に往きたいと思っていると、幸い翌日はめずらしい朗らかな晩秋の好晴であったので、宿にそれといいおいて、午少し前からそっちへ遊山に出かけていった。時は十一月の二十四日であった。電車のきく北野の終点まで行って、そこから俥で洛西の郊外の方に出ると、そこらの別荘づくりの庭に立っている楓葉が美しい秋の日を浴びて真紅に燃えているのなどが目についた。それから仁和寺の前を通って、古い若狭街道に沿うてさきざきに断続する村里を通り過ぎて次第に深い渓に入ってゆくと、景色はいろいろに変って、高雄の紅葉は少し盛りを過ぎていたが、見物の群衆は、京から三里も離れた山の中でも雑沓していた。私は、高い石磴を登って清洒な神護寺の境内に上って行き、そこの掛け茶屋に入って食事をしたりしてしばらく休息をしていたが、碧く晴れた空には寒く澄んだ風が吹きわたって、茶褐色のうら枯れた大木の落葉がちょうど小鳥の翔るように高い峰と峰との峡を舞い上がってゆく。