후리가나로 읽는 일본 고전
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せっしょうせき
日本の諸国物語
楠山 正雄
楠山 正雄의 日本の諸国物語(せっしょうせき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 75,040자 · 158화면
それから麻糸を針にとおしておいて、お婿さんの帰るとき、そっと着物のすそにさしてお置き。」
といいつけました。
お姫さまはその晩いいつけられたとおり、大きな麻糸の玉をお婿さんの着物のすそに縫いつけておきました。
あくる朝見ると、麻糸の先は針がついたまま戸の鍵穴を抜けて、外へ出ていました。そして麻糸が引かれるにつれて、糸巻はくるくるとほぐれて、もう部屋の中にはたった三まわり、輪になっただけしか、糸は残っていませんでした。
お婿さんが戸の鍵穴から出て行ったことが、これで分かりましたから、お姫さまはその糸をたぐりたぐり、どこまでもずんずん行ってみますと、糸はおしまいに三輪山のお社の中に入って、そこで止まっておりました。
それではじめてお婿さんが大物主命でいらっしゃったことが分かりました。そして糸が三輪あとに残っていたので、その山をも三輪山と呼ぶようになりました。