후리가나로 읽는 일본 고전
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はんぎゃく
日本プロレタリア文学集・23 婦人作家集(三)
矢田 津世子
矢田 津世子의 日本プロレタリア文学集・23 婦人作家集(三)(はんぎゃく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,512자 · 34화면
自分を「おっ母アさん」と呼ぶこの男の親し気な口調が、お松を知らず知らず彼へ近づかせていた。
どッと喚声が上って、続いて足踏みと拍手が起った。叩きつけるような幅ったい声が後で叫んでいる。
「昨日からストライキでさア。今度という今度は俺アの主張を通さずにアおかねえ。奴等の手になんか乗るもンか。打のめして……」
「お、よく来たな、おっ母ア、どうしたんだい?」
汗でギラギラ光った顔が忙しなく呼吸をくり返した。
「俺アの言葉おとなしく入れてくれて、矢張りあの狐穴を出る気になったか?」
「……警察から人が来てな、お前のことを根掘り葉掘り訊くもんだから、それでな……」
「何だ! そんなことか、犬なんか、勝手に糞でも嗅がしておけアいいんだ。……俺アまた、おっ母アが分別つけてやってきてくれたものと思っていた……」
口元に浮いていた微笑が消えて、欽二はやけに爪先きで土を蹴った。
「神様のおめぐみは深いよ、そんな……」
「未だそんなこと云ってる。今に、そうだ、今に、奴等がだらしなく下げている尻尾を掴んだ時、その時だ。おっ母アの眼が開くなア、奴等を注意してみるんだ。な。尻尾を握るんだ。