일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にほんばしふきん

日本橋附近

田山 花袋

田山 花袋의 日本橋附近(にほんばしふきん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,383자 · 37화면

아오조라 문고

私は今でも大きな傘の下で江戸時代でなければ見られないというような鼻の大きなおやじが小僧相手に安ずしを握っては並べ握っては並べていたさまをはっきりと想い起す。また江戸橋のほとりに、でろれん祭文の興行場があって、そこで一人の小男がそのまわりに大勢黒山のように客を集めていたことを想い起す。菓物なども沢山に屋台の上に並べてあって、あの西瓜の弦月形に切ったやつを通りかかりの小僧が上からかぶりつくようにして食っていたことを想い起す。恐らくその時分に日本にやって来た外国人の眼には、今の私が北京の正陽門外の雑踏に対したと同じように夥しく非文化にうつったに相違ないのである。たしか、ピエル・ロチの書いたものの中にもそうした一つの描写があったように私は記憶している。

続いてそうした旨そうな食物の屋台にまだ十歳になったばかりの私が忽ち引き寄せられて行ったさまを想い起す。ありもせぬ銭をそのためにつかい果してしまったことを想い起す。それは小僧をしくじってしまったのは、他にも二、三の原因はあったけれども、そうした路傍の食物を心ゆくばかり食わんがために不良な行為に堕ちて行ったのがその一つの原因であったことを想い起す。