일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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はやみみさんじとりものききがき

早耳三次捕物聞書

林 不忘

林 不忘의 早耳三次捕物聞書(はやみみさんじとりものききがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,930자 · 20화면

아오조라 문고

こうして女とその妹という小さい子とは、豆店の源右衛門の隣の家に住むことになったが、五日と経ち十日と過ぎるうちに、まず源右衛門がびっくりするほど、女の家が綺麗になった。何一つ荷物のないのは相変らずだったが、それでも隅々まで女の掃除の手がとどいて、源右衛門とのさかいの壁には、厚い紙が何枚もはられた。源右衛門は、不思議に思うよりも、女の手まめによって家が面目を改めるのをなによりも喜んでいた。

じっさい女はよく働いた。が、それは家のなかの掃除だけで、箒か雑巾を持っていない時は、女はただぼんやりと部屋のまん中に坐っていた。妹という女の子も、戸外に出てほかの子供たちと一緒に遊ぶようなことはけっしてなく、また何日たっても人の訪ねて来たことは一度もなかった。

すると、ある日のこと源右衛門が、表の本家の米屋の店に腰をかけて、息子や番頭を相手に楽隠居らしい馬鹿話をつづけていると、息子の源七が、ふと何か、思い出したように、うしろを向いて小僧へ言った。

「定吉や、ちょうどお父つぁんが来ていなさるから、あれを持って来てみな。」

何だい? と源右衛門が怪訝な顔をしているところへ、源七は小僧の持って来たものをうしろ手に受け取って、きらりと親父の前へ投げ出した。