후리가나로 읽는 일본 고전
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あかるきせかいへ
明るき世界へ
小川 未明
小川 未明의 明るき世界へ(あかるきせかいへ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,747자 · 16화면
冬が過ぎ、また春がめぐってくるというふうに繰り返されたのであります。
この国には、昔からのことわざがありまして、夏の晩方の海の上にうろこ雲のわいた日に、海の中へ身を投げると、その人は貝に生まれ変わる。また、三年もたつと、海の上にうろこ雲がわいた日に、その貝は白鳥に変わってしまう。白鳥になると自由に空を飛ぶことができる、白鳥は遠い、遠い、沖のかなたにある「幸福の島」へ飛んでゆくというのであります。
「幸福の島があるというが、それはほんとうのことだろうか。」
ある人が、この国でいちばん物知りといううわさの高い人に向って問いました。物知りはもうだいぶ年をとった、白髪のまじった老人でありました。
「それはほんとうのことだ。幸福の島へゆけば、いまこの国でまちがっているようなことは、たとえ見ようと思っても見られない。そのうえ、山へゆけば木がしげっている。土を掘ればいい水がわいてくる。岩を破れば、金・銀・銅・鉄などが光っている。野原には花が咲き乱れ、田や、畠にはしぜんと穀物が茂っている。そこへさえゆけば、人は眠っていて楽に生活がされるから、たがいに争うということを知らない。