후리가나로 읽는 일본 고전
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やせがまんのせつ
明治十年丁丑公論・瘠我慢の説
石河 幹明
石河 幹明의 明治十年丁丑公論・瘠我慢の説(やせがまんのせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,475자 · 21화면
仏公使が幕府に対するの債権とはこれ等の代価を指したる者なり。
かかる次第にして小栗等が仏人を延いて種々計画したるは事実なれども、その計画は造船所の設立、陸軍編制等の事にして、専ら軍備を整うるの目的に外ならず。すなわち明治政府において外国の金を借り、またその人を雇うて鉄道海軍の事を計画したると毫も異なるところなし。小栗は幕末に生れたりといえども、その精神気魄純然たる当年の三河武士なり。徳川の存する限りは一日にてもその事うるところに忠ならんことを勉め、鞠躬尽瘁、終に身を以てこれに殉じたるものなり。外国の力を仮りて政府を保存せんと謀りたりとの評の如きは、決して甘受せざるところならん。
今仮りに一歩を譲り、幕末に際して外国干渉の憂ありしとせんか、その機会は官軍東下、徳川顛覆の場合にあらずして、むしろ長州征伐の時にありしならん。長州征伐は幕府創立以来の大騒動にして、前後数年の久しきにわたり目的を達するを得ず、徳川三百年の積威はこれがために失墜し、大名中にもこれより幕命を聞かざるものあるに至りし始末なれば、果して外国人に干渉の意あらんにはこの機会こそ逸すべからざるはずなるに、然るに当時外人の挙動を見れば、別に異なりたる様子もなく、長州騒動の沙汰のごとき、一般にこれを馬耳東風に付し去るの有様なりき。