후리가나로 읽는 일본 고전
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やせがまんのせつ
明治十年丁丑公論・瘠我慢の説
石河 幹明
石河 幹明의 明治十年丁丑公論・瘠我慢の説(やせがまんのせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,475자 · 21화면
すなわち彼等は長州が勝つも徳川が負くるも毫も心に関せず、心に関するところはただ利益の一点にして、或は商人のごときは兵乱のために兵器を売付くるの道を得てひそかに喜びたるものありしならんといえども、その隙に乗じて政治的干渉を試みるなど企てたるものはあるべからず。右のごとく長州の騒動に対して痛痒相関せざりしに反し、官軍の東下に引続き奥羽の戦争に付き横浜外人中に一方ならぬ恐惶を起したるその次第は、中国辺にいかなる騒乱あるも、ただ農作を妨ぐるのみにして、米の収穫如何は貿易上に関係なしといえども、東北地方は我国の養蚕地にして、もしもその地方が戦争のために荒らされて生糸の輸出断絶する時は、横浜の貿易に非常の影響を蒙らざるを得ず、すなわち外人の恐惶を催したる所以にして、彼等の利害上、内乱に干渉してますますその騒動を大ならしむるがごとき思いも寄らず、ただ一日も平和回復の早からんことを望みたるならんのみ。
また更らに一歩を進めて考うれば、日本の内乱に際し外国干渉の憂ありとせんには、王政維新の後に至りてもまた機会なきにあらず。その機会はすなわち明治十年の西南戦争なり。