일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

めいじかいか あんごとりもの

明治開化 安吾捕物

坂口 安吾

坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,372자 · 67화면

아오조라 문고

新十郎はきき終って、

「コマ五郎の輩下の者どもが、焼跡に誰かが死んでいると口々にフシギがって言い合ったのは、あなた方もききましたか」

「いえ。私らはきかないねえ。そんなこたア問題じゃアない」

「それを見た聞いたと云った人は、どんな人ですか。たとえば、女中、芸者。旦那衆……」

「そう。旦那衆も五六人、いたねえ」

「その旦那衆とは?」

「木場の旦那さ」

新十郎はジッと二人を見つめて、

「山キの主人が頭をまるめ法衣をまとって棺桶にねてから、フタをとじて担ぎだしてダビ所に安置してコマ五郎が扉をしめ錠を下すまで、あなた方は目を放さず見ていたのですね」

「そこは、あなた、本日必ず事件ありとチャンと見ていた私らだねえ。参列者の最前列へでて、一部始終を寸刻も目を放さずに見てとりましたねえ」

「人の姿にさえぎられて、喜兵衛の姿があなた方の目を放れた瞬間は?」

「それは、あなた、十六人の坊主がとりまいてクルクルとまわる。五六十人の火消人足が棺桶をかついでダビ所へ送りこんで木やりを歌う。時には見えない時もあろうさ。だが喜兵衛はたしかに棺桶にはいりました。そのままフタを釘づけにしましたねえ。