후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
坂口 安吾의 明治開化 安吾捕物(めいじかいか あんごとりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,713자 · 54화면
だから病人の寝ている姿を見たことはめったにない。けれどもこの一日のことを全部綜合してみると、何から何までいつもと変っている。別に大そうな変りではないが、ガラリとふだんと違うことは確かであった。
ナミ子が燭台をもって歩きだすと、川田とオトメもついてきた。ナミ子は燭台をかざして、一風変った寝姿を人々に示した。毛布をかぶっている。しかし、背中をまるめて俯伏しにねていると思ったのはマチガイだ。セムシだって、こんなに背中はとがるまい。ナミ子はその異状に気がついた。と、同じことを見てとった川田が毛布をつかんで、そッとあけた。顔色が変った。
「ヤ。ヤ。血だ。アッ。殺されている!」
懐剣が病人の背中をブッスリ突き刺しているのだ。全作は冷くなってことぎれていた。七時三十五分であった。
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翌日一日、警官たちが二階でごッた返していた。家族は下の小部屋に閉じこもって、わが家を占領した人々の乱暴な動作に呆れていた。この家でこの荒々しい動作が可能だということすらも人々は今まで考えたことがなかった。人々が鉄工所の中や工事場でしているような動作が、このキチンとした家の中でもやろうと思えばできるらしい。